正直、デジアドでここまで切ない話は予期していなかったです。 ゼロツ23話で賢ちゃんにはまった自分としては、賢ちゃんも見てて非常に切ないのですが、それ以上に及川さんとケニ・マミさんが切なくて・・・
というわけで、48話を見て思ったこと・感じたことをとりとめもなく書いてみたいと思います。 (上手く文章がまとまらないので、『北の国から』のあの男の子の口調で読んでやって下さいまし(汗))
さらに48話を切なくさせてるのが、及川さんのキャラだよね。 及川さん(あ、今じゃすっかり“さん”付けだ^^;)38話で登場したときには、ただのモンだとばかり思っていたのに・・・。 及川さん自身が、ある意味ものすごく純粋培養で育ってきちゃった“子供大人”だったというのが、見ててめちゃめちゃ切なかったですTT だって、正直、自分だって大人になりきれてないって思うこと多々あるのに・・・ もしかしたら、自分も及川さんみたいになっていたかも知れないって思うと、及川さんが他人事に思えなくって。
でもね、川田のりこちゃんも嫌がってたみたいだけど、人間って、やっぱりいつかは大人になって、汚れていくものなんだよね(あ、別にそういう経験のことだけじゃなくってよ^^;)。 かく言う自分も、思えば高校生くらいの頃は“妥協”っていうのが無性に許せなかったんだよね。 ほんとに、世の中、白か黒か、善か悪かっていう二者択一しかないと思ってたから・・・ グレースケールの世界があるだなんて・・・ しかも、将来自分自身がそういう世界をすっかり認めてしまっていることになっていようとは・・・ 当時は想像すら出来なかったんだけどね。
でも、やっぱり、子供のころに持っていた純真無垢さ、まっすぐさみたいなものを理解できなくなるのも困るけれど、そればかりを保っていても世の中に上手く適応できない訳で・・・ 純真さ、まっすぐさって、余りにもまっすぐ過ぎて、他者と交わる時に自分も傷を受けやすくなるし、相手も傷つけてしまう・・・ そのまっすぐさを丸く柔らかく包む部分が必要で、それのオブラートの部分が“妥協”な訳で・・・
及川は、自分の夢を、存在を信じていたデジタル・ワールドに実際に行くことを、最後まで妥協できなかった訳で・・・ どこまでも純真なまま大人になってしまったがために、別の視点から・・・他者の視点から客観的に自分をみることが出来なくなってしまって、自分のしていることの善悪が判断できなくなった・・・ というか、自分の夢の達成のために、それ以外の全てを全て捨て去ってしまったって訳で・・・
とにかく、子供大人って・・・大人になりきれない大人って・・・ 及川さんまで極端にはなれなくっても、一歩間違ったら誰にでも起こりそうなことだし・・・ しかも、及川さん、動機がものすごく(ある意味)ピュアなもんだから・・・ よけいに、及川さん見てて切なかったですTT |