賢ちゃん80
先日、02・23話の脚本を担当された吉村さんのサイトに行って
かなりどーんとした気分になりまして、
実は、「賢ちゃん82」を描く前に、発作的に描いていた絵なのですが・・・
あまりのイタさに、色塗りするのをどうしようかためらっていたものでし^^;
まぁ日記にこっそりでもなくアップしちゃったので、
いまさらイタがってみたり照れてみても仕方ないんですけどねぇ^^;
当初は、カイザーの頃の賢ちゃんが描きたくなったのですが、
描いているうちに、カイザーの仮面の下で今にも消えてなくなりそうな
本当の賢ちゃんが描きたくなりまして・・・
いえね、どちらも本当の賢ちゃんではあるんですけどね^^;
日記にも書きましたけれど、カイザーの衣装を身にまとい、
必死に自分を消して治を演じようとして・・・
ほんとは、自分のこと大事にしたいって気持ちがないわけじゃないのに
それを阻むくらい、自分に対する劣等感にさいなまれてたんじゃないか・・・と。
他者と自分の間を(カイザーの仮面をまとうことで)シャットアウトし、
自分ですら自分を抱きしめることができない・・・
賢ちゃん見てると、なんだかそんな感じがしちゃうのよねぇ。
ってか、それって完全に自己投影にすぎないんだけどねぇ^^;
ってなわけで、よかったら見てやって下さいませ
絵に輪をかけてイタイ文もついてたりしますんで^^;
(そのかわり、見た後にひかれても、文句はなしでね^^;)
(May 30, 2002)
お帰りはこちらから
肉体が滅びれば、痛みを感じない・・・
精神が滅びれば、孤独も感じない・・・
己がいなくなれば、存在理由も不要になる・・・
カイザーの仮面は厚く、厚く、
自分の手で自分を抱きしめることもできない・・・
本当は愛されたいのに、
本当は愛に飢えているのに・・・
僕を愛してくれるものがいない現実を受け入れるのがつらくって、
愛なんて求めない振りをする
そんな自分が大嫌いで、
そんな自分を愛したくって、
僕はどうしていいのかわからない
つらくって、さびしくって、
自分で自分を抱きしめたいのに、
『カイザー』がじゃまをする
カイザーの衣装のうちに広がるのは、
あの、暗い海
虚無の世界
僕の心は空っぽだ
だって・・・心があるからつらいんだもの
でも、心が空っぽなのはもっとつらい
だって、僕が誰だかわからないんだもの
だから、僕はすべての痛みを受け入れる
すべての過去を受け入れる
僕を手に入れるために・・・
足場のない不安から逃れるために・・・
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お帰りはこちらから